日本経済新聞社は12月25日、「日経平均株主還元株40指数」の構成銘柄の定期入れ替えを発表した。日本航空(JAL/JL、9201)など5銘柄を新たに採用し、4銘柄を除外する。2026年1月14日から適用する。空運業からの選出は初めて。

日経平均株主還元株40指数の構成銘柄に選ばれたJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
新たに採用されたのはJALのほか、アサヒグループホールディングス(2502)、J・フロントリテイリング(3086)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)、LINEヤフー(4689)の計5銘柄。除外となったのは、オークマ(6103)、日東電工(6988)、伊藤忠商事(8001)、丸井グループ(8252)の4銘柄だった。構成銘柄で、空運業はJALのみとなる。
同指数は2025年11月に算出を開始し、定期入れ替えは毎年1月と7月に実施。日経平均株価の構成銘柄の中から、株主還元に積極的な40銘柄で構成する。一般的な配当や自社株買いに加え、「債務返済」の金額も加味して算出するのが特徴で、財務の健全化も株主還元の一環として評価する。これまでは選定母集団となる日経平均の定期見直しの影響で39銘柄となっていたが、今回の入れ替えにより定数の40銘柄に戻る。
関連リンク
日経平均プロフィル [1]
決算
・JAL、純利益35.6%増676億円 国内線利用率は過去最高82.9%=25年4-9月期 [2](25年11月17日)
・JAL 25年4-6月期、純利益93.7%増 EBITは破綻前含め過去最高更新 [3]
・JAL、26年3月期純利益7.4%増1150億円予想 25年3月期は秋以降打ち返し [4](25年5月3日)
株主総会
・JAL、ウェブサイトとアプリ25年度末から順次刷新 ログイン問題など解消へ=株主総会 [5](25年6月24日)