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エアバス、通期の納入目標引き下げ A320胴体パネル不具合

 エアバスは現地時間12月3日、今年の民間航空機の納入目標を引き下げると発表した。A320ファミリー(系列)の胴体パネルに不具合が生じていることを受けた措置で、当初目標を30機引き下げ、約790機に設定する。

25年の通期納入目標を引き下げたエアバス(写真はA321XLRの飛行試験機)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1月から10月までの累計納入数は585機で、内訳はA320ファミリーが456機、A330ファミリーが23機、A350ファミリーが40機、A220ファミリー(旧ボンバルディアCシリーズ)が66機。A320のうちA321neoは最も多い287機、A320neoは157機、A319neoは12機を納入した。

 当初は約820機の納入を目標としていた。新たな目標では、残り2カ月で205機を引き渡す必要がある。11月分の納入実績は5日に公表する見通し。

 通期の調整後EBIT(財務・法人所得税前利益)は据え置き、約70億ユーロ(約1兆2679億円)を目標とする。

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