エアバスは現地時間11月18日、ドバイを拠点とするLCCフライドバイ(FDB/FZ)とA321neoを150機発注する覚書(MoU)を締結したと、開催中のドバイ航空ショー2025で発表した。フライドバイによると、発注額は総額240億米ドル(約3兆7329億円)で、このほか100機分のオプションも設定する。同社が現在保有する機材はボーイング機のみで、エアバス機の導入は初となる。

フライドバイのA321neo(イメージ、エアバス提供)
初号機の納入は2031年を予定する。
フライドバイの機材はボーイング737-800型機が27機、737 MAX 8が66機、737 MAX 9が3機の計3機種。このほか初のワイドボディー(広胴・双通路)機として787-9を30機導入し、2027年からの受領を予定する。
ドバイ航空ショー
・エア・ヨーロッパ、A350初導入へ 最大40機 [3](25年11月19日)
・エティハド航空、初のA330neo発注 A350-1000・A350Fは追加導入 [4](25年11月18日)
・エール・コートジボワール、E175発注 27年に初号機 [5](25年11月18日)
・ヘルベティック・エア、E195-E2追加導入 最大8機 [6](25年11月18日)
・エア・セネガル、737MAX導入へ 初のボーイング機 [7](25年11月18日)
・エチオピア航空、737MAXを11機追加導入 [8](25年11月18日)
・エミレーツ航空、777X新機種“777-10”変更も 65機追加発注 [9](25年11月17日)
・エミレーツ航空、ドバイ航空ショーで全3機種展示 16年ぶりの新機種A350も [10](25年11月17日)
・777X、ドバイ航空ショー出展 飛行展示も [11](25年11月12日)
フライドバイ
・フライドバイ、787-9を30機導入へ 初の双通路機、26年に初号機 [12](23年11月14日)
・エミレーツ航空、フライドバイと提携強化 [13](21年5月28日)
・フライドバイ、737 MAXを225機発注へ 総額270億ドル [14](17年11月17日)
・フライドバイ、737 MAX 8受領 中東初 [15](17年8月1日)
・ボーイング、フライドバイから737MAXを75機受注 [16](14年1月8日)