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国交省、飲酒データ改ざん元機長に行政処分 8月のJALホノルル事案

 国土交通省は10月24日、今年8月に飲酒データの改ざんなど問題を起こした日本航空(JAL/JL、9201)の元機長(懲戒解雇済み)に対し、航空法に基づく行政処分を行った。当該便の元機長「操縦士A」を同日付で60日間の航空業務停止とした。

国交省が飲酒データ改ざんに関与したJALの元機長に行政処分(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8月に起きた飲酒問題では、現地時間28日のホノルル発中部行きJL793便(ボーイング787-9型機、登録記号JA874J)に乗務予定だった男性機長(当時、64)が、乗務前日27日の昼ごろ、ステイ先のホテルでアルコール度数9.5%のビール(1本568ミリリットル入り)を3本飲んだ。翌朝には体内にアルコールが残り、ゼロになることを確認するため、出発予定時刻までの間に自主検査を約60回繰り返していた。このうち、約10回分の検査日を改ざんしていた。

 国交省航空局(JCAB)はJALに対し、