LAND(渋谷区)は10月6日、32.34%出資するトキエア(TOK/BV)の新たな役員体制を発表した。LANDの和田直希代表が社長執行役員CEO(最高経営責任者)、トキエアを創業した長谷川政樹社長は社長執行役員COO(最高執行責任者)に就任し、代表権は両氏が持つ。
トキエアの和田直希社長兼CEOら=25年10月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
新たな取締役として、実業家の堀江貴文氏が就任。堀江氏が率いるHIUインベストメントがLANDの株式の24.7%を取得したことから、堀江氏もトキエアの間接的な株主となった。
航空業界からは、日本航空(JAL/JL、9201)の取締役専務執行役員として運航本部長や安全統括管理者を務めたパイロット出身の進俊則氏が、取締役常務執行役員CSOに就任。トキエアでも安全統括管理者として安全面を主導していく。
進氏は、JALが2021年6月に連結子会社化したLCCのスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)でも、新体制発足時に副社長として安全・運航分野を担当。また、2010年1月にJALが経営破綻後、ボーイング777型機の後継機選定では、日本ではエアバスの大型機導入の実績がほぼない中、植木義晴社長(当時)にA350の導入を進言した。
6日の事業説明会で、和田社長は2027年の黒字化に言及した。
10月1日付の新役員体制は下記の通り(役職・氏名の順で敬称略)。