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AH-64E、豪州向け初納入 29機発注済み

 ボーイングは現地時間10月2日、戦闘ヘリコプターAH-64E「アパッチ」2機を豪州へ初めて納入したと発表した。豪州空軍のタウンズビル基地に配備される。29機発注済みで、次の2機は年内に引き渡される見通し。

豪州向けAH-64E(ボーイング提供)

 ボーイングが豪州国防省と締結した7年間のAH-64E初期支援契約により、クイーンズランド州で230人の雇用が創出され、2026年1月には36人の整備員訓練生と見習い技術者が訓練を開始する予定。現在はCH-47Fを担当する80人の整備チームが在籍している。

 豪州向けのAH-64Eには、複数の現地企業が製造した部品が使用される。Cablex製のワイヤーハーネスや電装パネル、Axiom Precision Manufacturingによるアビオニクス用棚や機械加工部品、Ferraのバーティカル・スパー・ボックス、Minchamの複合材およびフェアリングが採用されている。

 AH-64を導入したのは豪州が18カ国目で、現在世界では約1300機が運用されている。

豪州向けAH-64E(ボーイングのSNSから)

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