エアバスの8月の受注履歴によると、匿名顧客から大型旅客機A350-1000を7機受注した。早ければ数カ月程度で発注者が明らかになる可能性がある。

匿名顧客から7機受注したA350-1000=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
A350の受注は、8月時点で標準型のA350-900が1009機、長胴型のA350-1000が361機、開発中の貨物型A350Fが65機で、合わせて1435機。納入済みはA350-900が573機、A350-1000が101機となっている。
日本の航空会社でA350-1000を発注しているのは日本航空(JAL/JL、9201)のみで、ボーイング777-300ERの後継機として同数の13機を発注済み。10号機(登録記号JA10WJ)が現地時間7月15日に引き渡され、同月29日に就航している。今年度内はもう1機受領し、11機体制になる見込み。
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