運輸安全委員会(JTSB)の李家賢一委員長は8月26日、日本航空123便墜落事故から12日で40年を迎えたことを受け、「事故原因の調査に加え、被害軽減と再発防止に寄与していく」と語り、事故調査を航空事故の防止につなげていく姿勢を示した。
運輸安全委員会の李家賢一委員長=25年8月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
李家委員長の専門分野は、航空宇宙工学、航空機設計学、航空流体力学で、1982年に東京大学工学部航空学科を卒業し、1984年に同大工学系研究科修士課程(航空学専門課程)を修了。日航機事故1年前の1984年に東大の助手となり、1988年に工学博士号を取得した。同年から科学技術庁(当時)の航空宇宙技術研究所を経て、1993年に東大助教授、2004年から教授となり、今年3月の退任まで後進の育成にあたってきた。
26日の定例会見で、李家委員長は4月の就任後に御巣鷹山を訪れた際の