成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は7月28日、移動型の無人販売サービスを活用し、出発客にキャラクター商品などを販売する実証実験を始めると発表した。出国する訪日客をおもな対象とした3月に続く実証実験で、今回は移動範囲を拡大するほか、食品やコスメなどを取り扱う。29日から8月11日まで。

成田空港での実証実験で使用するパナソニックの移動無人販売ロボ「PIMTO」(NAAの資料から)
前回同様、無人販売にはパナソニック ホールディングス(6752)の移動型ロボット「PIMTO(ピムト)」を活用する。第1ターミナル出国手続き後の北ウイングと第1・第2サテライトの搭乗ゲート周辺を移動しながら販売する。今回はキャラクター商品やスイーツ、韓国コスメなどを日替わりで販売する。営業時間は午前10時から午後6時まで。
実証実験で使用する「PIMTO」は、無線のコントローラーや遠隔地からのリモートで操縦する。支払いはクレジットカードやQRコード、交通系電子マネーに対応する。
関連リンク
成田国際空港会社 [1]
パナソニック ホールディングス [2]
MOPTIMO [3](パナソニックホールディングス)
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