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5月の定時到着率、ANAが7カ月ぶり全世界トップ10に 首位はSAS=英Cirium

 英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2025年5月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、スカンジナビア航空(SAS/SK)が2カ月連続で首位を獲得した。日系大手2社のうち全日本空輸(ANA/NH)は9位で、2024年10月以来7カ月ぶりにトップ10に返り咲いた一方、日本航空(JAL/JL、9201)は8カ月連続でトップ10圏外となった。

5月の定時到着率がグローバル部門のトップが続いたスカンジナビア航空(手前)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など3地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義する。

 また、単一機材で運航している航空会社など、LCC(低コスト航空会社)各社を中心として分類していた「LCC」カテゴリーは、3月分から廃止。LCC各社は今後、地域別に振り分けられる。

—記事の概要—
グローバル
アジア太平洋
北米
欧州
中南米
中東・アフリカ

グローバル

 全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、スカンジナビア航空が1位を獲得。定時到着率は89.72%、運航便数は