国土交通省航空局(JCAB)が発表した、2024年度上半期(4月1日から9月30日)の航空事故や重大インシデントの発生状況をまとめた「航空輸送の安全にかかわる情報の中間報告」によると、航空事故は4件、航空事故につながりかねない「重大インシデント」は2件、安全上のトラブルは414件だった。
—記事の概要—
・航空事故
・重大インシデント
・安全上のトラブル
・事業者別報告件数
・機種別報告件数
航空事故
24年度上期に航空事故が2件発生したJAL(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
4件発生した航空事故は、2024年4月に成田空港まで南東約150キロの上空で、5月に熊本・阿蘇市で、7月に対馬空港で、9月にソウルの東約200キロ地点の上空で、それぞれ1件ずつ起きた。
成田付近の事故は4月1日に発生。日本航空(JAL/JL、9201)のメルボルン発成田行きJL774便(ボーイング787-8型機、登録記号JA843J)が