国土交通省大阪航空局は6月20日、琉球エアーコミューター(RAC/RC)に対し、デ・ハビランド・カナダ(旧ボンバルディア)DHC-8-Q400CC型機(登録記号JA83RC)の整備記録が未作成だったことなどを受け、行政指導の「厳重注意」を行った。昨年11月23日に同機が那覇空港を離陸直後、前脚のグラウンドロックを解除し忘れていたことで前脚を格納できない状態に陥り、引き返した事案に端を発するもので、安全管理体制の不備も指摘した。大阪航空局は、7月11日までに再発防止策を文書で提出するようRACに求めた。
厳重注意を受けたRACのQ400CC JA83RC(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
RACでは、当該便の出発前に那覇空港で実施した、前脚をジャッキアップして