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関空、最終黒字2期連続 新施設好調で増収=25年3月期

 関西・伊丹・神戸の関西3空港を運営する関西エアポート(KAP)が6月17日に発表した2025年3月期通期の連結決算は、純利益が前期比2.38倍の368億円で、2期連続での最終黒字となった。国際線の航空需要の回復・成長や、関空国際線の第1ターミナル(T1)にオープンした新商業施設の売上が好調だったことなどが奏功した。

—記事の概要—
25年3月期
26年3月期見通し

25年3月期

25年3月期決算が2期連続の最終黒字となった関西エアポート=PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 2025年3月期の売上高に当たる営業収益は前期比31%増の2454億円、EBITDA(利払前税引前償却前営業利益)が40%増の1092億円の黒字、営業利益が90%増の646億円、経常利益が2.32倍の540億円となった。

 営業収益のうち、着陸料など航空系収入は