ボーイングは現地時間6月15日、民間航空機の2044年までの新造機需要が4万3600機と見込まれるとの20年予測「民間航空機市場予測（CMO）」を、16日に開幕するパリ航空ショーに先立ち発表した。航空需要は回復しているものの前回予想から375機（0.9％）減少し、双通路（ツインアイル、ワイドボディー）機の予測を引き下げた。
2044年までの新造機需要を4万3600機と見込むボーイング＝23年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
民間航空産業は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で大きく落ち込んだものの、コロナ前の成長軌道に戻っていることから、今後20年間の航空旅客輸送量は2024年との比較で年平均4.2％増加していくという。
—記事の概要—
・双通路機は半数近くが中東
・2025-2044年の新造機内訳
双通路機は半数近くが中東
地域ごとの旅客輸送量は、南アジアと