中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)の2025年3月期通期連結決算は、純利益が前期(24年3月期)比3.13倍の66億6000万円で、2期連続の最終黒字となった。国際線が回復したことに加え、円安を追い風とした免税店売上が大幅に増加したことで、最高益を記録した。2026年3月期の通期業績予想は、売上高や純利益などで開港以来の過去最高を見込む。
—記事の概要—
・25年3月期
・26年3月期予想
25年3月期
過去最高益を記録した中部空港=25年2月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
2025年3月期の売上高は528億7300万円(24年3月期比32.2%増)、営業利益が3.68倍の77億7500万円、経常利益が4.63倍の72億1500万円。営業費用は450億9000万円(19.1%増)となった。
売上高の内訳は、着陸料などの空港事業が