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スカイマーク、26年3月期最終益44.1%減12億円予想 本橋社長「ピンチはチャンス」

 スカイマーク(SKY/BC、9204)が5月15日に発表した2025年3月期通期決算(非連結、日本基準)は、純利益が前期(24年3月期)比28.4%減の21億4600万円となった。事業収益は過去最高を記録したものの、円安やインフレ、政府支援縮小などによるコスト増で減益となった。

 2026年3月期の通期予想は、最終益12億円を見込む。本橋学社長は「コストは為替・原油・人件費と、減るものが見いだしにくい」として業務プロセス改善を進め、「ピンチはチャンスとして対応していきたい」と語った。

—記事の概要—
25年3月期実績
26年3月期予想

25年3月期実績

 2025年3月期通期の事業収益は過去最高となる4.6%増の1088億9300万円、営業利益は60.9%減の18億2600万円、経常利益は89.8%減の7億6000万円と増収減益。円安や原油高によるコスト増により営業益が減益となり、外貨建資産負債の時価評価で為替差損が生じた。また、収益計画の見直しで、繰越欠損金に係る繰延税金資産の増加などで法人税等調整額を利益側で計上したことなどが最終利益を押し下げた。

25年3月期決算を発表するスカイマークの本橋学社長=25年5月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 営業費用は7.7%増の