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ANA、JALの新路線申請「競争環境さらにゆがむ」 伊東HD社長が不快感

 ANAホールディングス(9202)の伊東信一郎社長は2月14日、日本航空(JAL、9201)が新路線として国土交通省航空局(JCAB)に申請した深夜出発の羽田-ホーチミン線について、「8.10ペーパーを逸脱しているのではないか」と不快感を示した。

JALの新路線申請に不快感を示すANAホールディングスの伊東社長=2月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8.10ペーパーは、2012年8月10日にJCABが出した「日本航空への企業再生への対応について」と題された文書。JALの新規路線開設について「投資・路線計画について報告を求め、その状況を監視する」としている。

 JALは3月30日からの夏ダイヤで、羽田-ホーチミン線を深夜枠で申請している。伊東社長は「あの体力