日本航空(JAL、9201)は5月14日、香港の投資会社系列のリム・ジャパン・イベント・マスター・ファンド(LIM Japan Event Master Fund)から提出された株主提案2件について、いずれも反対する方針を決議した。提案はいずれも定款変更を求めるもので、上場子会社や関連会社へのいわゆる「天下り」禁止と、ほかの株主との共同保有に関する開示義務の新設を求める内容。JALは、いずれの議案も定款事項とすべきではなく「柔軟な経営判断や既存の情報開示体制に反する」として反対している。
投資ファンドの株主提案に反対するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
「天下りの禁止」は、JAL出身者の上場関連会社での