全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など国内の航空12社は5月7日、ゴールデンウイークの利用実績を発表した。対象期間は4月26日から5月6日までの11日間。ANAとJALの大手2社は、国際線がアジア・欧州を中心に、国内線は大阪・関西万博が開催中の関西方面が好調だった。一方、国内線のロードファクター(座席利用率、L/F)は、ANAとJALを除きFSC(フルサービス航空会社)とLCC(低コスト航空会社)ともに前年同期を下回るところが目立った。今年のゴールデンウイークはカレンダー上の平日が多く、まとまった連休とならない日並びの悪さが影響したようだ。
航空各社が発表したゴールデンウイーク実績(各社の発表資料からAviation Wire作成)
12社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年同期比14.2%増の68万2549人、国内線は0.1%増の332万5538人。提供座席数は国際線が9.2%増の83万3563席で、国内線は2.9%減の432万1349席となった。12社平均のL/Fは国際線が3.6ポイント上昇し81.9%、国内線は2.3ポイント上昇し77.0%だった。
ANA
関西方面が堅調だったANA(左)とJALのゴールデンウイーク国内線(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAの旅客数は、国際線が前年同期比