日本航空（JAL/JL、9201）は3月6日、国内線特典航空券の必要マイル数を6月10日発券分から変更すると発表した。幹線の普通席の場合、羽田－伊丹線は現在の6000マイルから6500マイルに、羽田－札幌と福岡は8000マイルを8500マイル、羽田－那覇は9000マイルを9500マイルにそれぞれ引き上げる。同時に5-6月搭乗分の必要マイル数を減らす「ディスカウントマイルキャンペーン」を実施する。
国内線特典航空券の必要マイルを引き上げるJAL＝PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
国内線の必要マイルは、短距離路線の「Aゾーン」から長距離路線の「Gゾーン」まで7段階に分類。普通席とクラスJは、片道（1区間）の交換に必要となる基本マイルを500マイルずつ引き上げる。一方、ファーストクラスは据え置く。各ゾーンで設定している発着地は、直行便を現在運航していない区間も含まれる。
Aゾーンは札幌－函館・奥尻、伊丹－但馬・高知、福岡－鹿児島・松山・対馬・五島福江・天草・宮崎、熊本－天草、奄美大島－喜界島、那覇－久米島、南大東－北大東など。普通席の基本マイルを現在の4000マイルから4500マイルに、クラスJは5000マイルを5500マイルに引き上げる。
Bゾーンは羽田－中部・仙台・山形・新潟、札幌－利尻・女満別・根室中標津・釧路・青森・三沢、那覇－宮古など。普通席は5000マイルを5500マイル、クラスJは6000マイルから6500マイルに引き上げる。
Cゾーンは羽田－伊丹・秋田・小松、札幌－秋田、伊丹－福岡、鹿児島－奄美大島、那覇－石垣など。普通席は6000マイルを6500マイル、クラスJは7000マイルから7500マイルに引き上げる。ファーストクラスの1万4500マイルは据え置く。
Dゾーンは羽田－函館・青森・三沢・南紀白浜・岡山・出雲・広島・徳島・高松・高知・松山・大分、札幌－仙台、伊丹－仙台・鹿児島、鹿児島－沖永良部、那覇－与那国など。普通席は7000マイルを7500マイル、クラスJは8500マイルから9000マイルに引き上げる。ファーストクラスの1万8000マイルは据え置く。
Eゾーンは羽田－札幌・福岡・女満別・旭川・釧路・帯広・山口宇部・北九州・長崎・熊本・宮崎・鹿児島、伊丹－札幌・青森・奄美大島・那覇、福岡－那覇など。普通席は8000マイルを8500マイル、クラスJは9500マイルから1万マイルに引き上げる。ファーストクラスの2万マイルは据え置く。
Fゾーンは羽田－那覇・奄美大島、伊丹－女満別・宮古・石垣、福岡－札幌など。普通席は9000マイルを9500マイル、クラスJは1万1000マイルから1万1500マイルに引き上げる。ファーストクラスの2万2000マイルは据え置く。
Gゾーンは羽田－石垣・宮古・久米島、中部－石垣・宮古など。普通席は1万マイルを1万500マイル、クラスJは1万3000マイルから1万3500マイルに引き上げる。ファーストクラスの2万4000マイルは据え置く。
また、5-6月搭乗分のディスカウントマイルキャンペーンは普通席が対象。A-Dゾーンは現行の基本マイル数から各500マイル、E-Gゾーンは各1000マイル、必要マイルを減らす。キャンペーン期間は3月11日から25日で、対象搭乗期間は5月7日から6月30日まで。
基本マイル数の変更（現行→25年6月10日発券分以降）
ゾーン 普通席（+500） クラスJ（+500） ファースト（据え置き）
A 4,000→4,500 5,000→5,500 N/A
B 5,000→5,500 6,000→6,500 N/A
C 6,000→6,500 7,000→7,500 14,500（据え置き）
D 7,000→7,500 8,500→9,000 18,000（据え置き）
E 8,000→8,500 9,500→10,000 20,000（据え置き）
F 9,000→9,500 11,000→11,500 22,000（据え置き）
G 10,000→10,500 13,000→13,500 24,000（据え置き）
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