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ANA井上社長「スウェーデン人の感性、日本人と似ている」国交150年超の歴史、前大使が尽力

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)がコロナ前から計画していた欧州3路線が、2月12日の羽田-イスタンブール線就航で出そろった。羽田-ミラノ線を2024年12月、ストックホルム線を1月に開設しており、トルコ国内や中東・アフリカへ接続するイスタンブール線が3都市目となった。

 その約1週間前の現地時間4日、ANAはスウェーデンの首都ストックホルムで、羽田-ストックホルム線の就航を記念したガラパーティーを開催した。翌5日には現地メディア向け説明会を開き、ANAの井上慎一社長は「スウェーデン人の感性は日本人と非常に似ている」と印象を語った。そして、ストックホルム就航は、ある人物の尽力があってこそ実現したと言っても過言ではないという。

ストックホルムで取材に応じるANAの井上慎一社長=25年2月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
前大使が強力バックアップ
「自然を大事にする価値観共通」

前大使が強力バックアップ

 井上社長によると、スウェーデンのペールエリック・ヘーグベリ前駐日大使がANAのストックホルム就航に向けて尽力してくれたという。2019年から2024年まで在任したヘーグベリ氏は、ANAの就航日が決まる前から日本のスウェーデン進出企業を訪問し、利用を呼びかけてくれていたという。

ストックホルム・アーランダ空港を離陸する羽田行きNH222便=25年2月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「ヘーグベリさん