ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANA総合研究所は、冬ダイヤ(10月27日から25年3月29日)期間中の日本着国際線の提供座席数をまとめた。期間中に計画する提供座席数は2746万席で、2023年冬ダイヤの実績比では17.2%増、コロナ前の2019年実績比では13.4%増となる見通し。航空会社別では全日本空輸(ANA/NH)が首位で223万席(構成比8.1%)、2位は日本航空(JAL/JL、9201)の197万席(7.1%)、3位は大韓航空(KAL/KE)の105満席(3.8%)となる。地域別ではソウルなどが大きく伸ばし、ホノルルやバンコクなどはコロナ前を下回る見通し。
冬ダイヤの提供座席数がコロナ前を上回る通しの日本着の国際線(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
データ算出には、コンピューター予約システムに登録された11月8日時点の提供座席数を用いた。また航空業界では輸送力を示す単位として、座席数と距離を掛け合わせた座席キロ(ASK)を用いるが、ANA総研のリポートでは訪日客に対応する輸送力分析のため座席数を用いている。このほかFSC(フルサービス航空会社)とLCC(低コスト航空会社)の種別は、コンピューター予約システムの区分により振り分けた。
—記事の概要—
・海外発地域別
・国内就航地別
・フルサービスとLCC別
海外発地域別
海外の地域別では、南北アメリカ大陸とハワイなどの