国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2024年4-6月期分を公表した。各社の定時出発は10社中6社が、定時到着は3社が、それぞれ90%を上回った。残りはいずれも80%台で、70%台に落ち込むところはなかった。
4-6月期の定時出発率で首位となったスターフライヤー=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JCABの情報公開は「定時運航率」「遅延率」「欠航率」などを調査しているが、今年度からは定時運航率を出発と到着の2つに分けた。これまでは出発のみが対象だったが、より利用者の利便性に直結する到着にも広げた。
10社のうち定時出発率が最も高かったのはスターフライヤー(SFJ/7G、9206)、定時到着率はスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)となった。欠航率が最も低かったのもスプリング・ジャパンだった。
10社全体の遅延率は1.41ポイント改善し10.10%、欠航率は0.06ポイント改善し0.90%だった。遅延の原因は「機材繰り」、欠航は「その他」が目立った。
—記事の概要—
・定時出発率
・定時到着率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時出発・到着率、遅延率、欠航率
・旅客数上位5路線
・利用率上位5路線
・利用率下位5路線
定時出発率
定時出発率は、スターフライヤーが