IATA(国際航空運送協会)の2024年6月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)が前年同月比8.5%増、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)が9.1%増となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.5ポイント上昇の85.0%だった。日本の国内線はRPKが前年同月を下回ったものの、マイナス幅は縮小し微減となった。国際線は、アジア太平洋で回復が続いている。
6月の世界旅客輸送実績(前年比、IATAの資料からAviation Wire作成)
―記事の概要―
・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
前年比微減となった6月の日本国内線(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は