1978年の開港から35周年を迎えた成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は、このほど2013年の10大ニュースを発表した。これを基に、成田空港の1年を本紙の記事とともにまとめた。
連絡シャトルが運用終了
成田空港の第2旅客ターミナル本館とサテライト施設を結ぶ連絡シャトルが9月26日で20年の歴史に幕を下ろした。27日からは新設された連絡通路が役割を引き継いでいる。
連絡シャトルは、第2ターミナルがオープンした1992年12月から運行を開始。鉄道のように見えるが、車体を空気で浮上させてワイヤーで引っ張る国内唯一の水平エレベーターで、空港としては世界で初めて導入された。
20年間で人身事故は一度もなく、約2億人を運んだ。累計走行距離は約300万キロで、地球約75周分にのぼった。
・成田の連絡シャトル、20年の歴史に幕 地球75周、2億人運ぶ [1]
ノンストップゲート化への実証実験
国内の空港で唯一実施している入り口の検問について、15年3月までに廃止する。このため、警備システムの実証実験を3月から約2カ月間実施した。
・成田空港、入場ノンストップ化実験の警備システム公開 第2ビル駅で [2]
・成田空港、15年3月までに検問廃止 [3]
開港35周年、オープンスカイ適用、着陸料改定
成田空港は3月31日から発着枠が27万回に拡大し、