国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2024年1-3月期分を公表した。各社の定時運航率は、直近の2023年10-12月からいずれも悪化。10-12月期は4社だった90%超えは1社のみで、70%台に落ち込むところもみられた。
24年1-3月期の定時運航率で首位となったスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
10社のうち定時運航率が最も高かったのはスカイマーク(SKY/BC、9204)で、2023年1-3月期以来4四半期ぶりに首位となった。2位はスターフライヤー(SFJ/7G、9206)だった。欠航率が最も低かったのは日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)だった。
10社全体の定時運航率は前年同期と比べ5.63ポイント低下し83.66%、遅延率は5.59ポイント悪化し16.34%、欠航率は2.28ポイント悪化し3.72%だった。遅延の原因は10社とも「機材繰り」で、欠航は「天候」が目立った。
—記事の概要—
・定時運航率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率
・旅客数上位5路線
・利用率上位5路線
・利用率下位5路線
定時運航率
定時運航率は、スカイマークが