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JALベルスター、ハンドベルで魅了 3年ぶり新人CA「アイコンタクトが大事」

 クリスマスを控えた12月23日、日本航空(JAL、9201)の客室乗務員有志「JALベルスター」が、今年で19年目となる恒例のハンドベルコンサートを羽田空港国際線ターミナルで開いた。

羽田空港国際線ターミナルでハンドベル演奏を披露するJALベルスターのメンバー=12月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 演奏を披露したのは、入社1年目6人と5年目2人の客室乗務員8人。経営破綻により客室乗務員の採用を中断していたことから、新入社員が参加するのは3年ぶり。

 メンバーは10月から乗務の合間に8回の練習を経て、12月1日から札幌や函館、高松で演奏。23日は「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」などのクリスマスソングや、ディズニーの「A Whole New World(ホール・ニュー・ワールド)」、JALのイメージソング「I Will Be There with You(アイ・ウィル・ビー・ゼア・ウィズ・ユー)」など10曲で観客を魅了した。

 昨年のベルスターは9人編成だったが、今年は8人のため昨年のメンバーが楽譜をアレンジ。演奏の指導などもOGが担当した。

 以前からベルスターの存在を知っていたという田中梓さん(入社1年目)は「練習を始めた頃はまとまらなかったのですが、お互いの顔を見るようになったらまとまり出しました」と、良い演奏にはフライトと同様にアイコンタクトやチームワークが重要だという。

 8人のうち唯一楽器の演奏経験がなかったと打ち明ける菊地優子さん(同)は「普段はフライトでしかお客様と接する機会がないので、コンサートを通じて貴重な経験ができました」と満足げ。また、馬野由紀枝さん(同)は「函館と高松はステイがない就航地なので、新しい土地の魅力に触れられました」と、新人客室乗務員たちには刺激になったようだ。

 24日と25日は羽田国内線第1ターミナル2階フェスティバルコートと、ホテル日航東京で、息の合ったハンドベルを披露する。両日とも羽田国内線ターミナルでは午前11時半と午後1時半、ホテル日航東京では午後4時半と午後6時半の各2回ずつ演奏する。

*写真は計6枚(ログインするとコンサートの写真をご覧いただけます)。

息の合ったハンドベル演奏を披露するJALベルスター=12月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire