成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)が5月30日に発表した2024年3月期通期連結決算によると、純損益が100億6100万円の黒字(23年3月期は502億1800万円の赤字)で、4期ぶりの最終黒字となった。水際対策の撤廃や円安が後押しとなり、訪日客が過去最高を記録したことで黒字転換となった。
24年3月期の純利益が4期ぶりの最終黒字となった成田空港=23年9月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
2025年3月期の業績見通しは、コロナ前に迫る水準までの回復を想定していることから、増収増益を予想している。
30日に都内で会見したNAAの田村明比古社長は「LCCをはじめ航空各社の増便に加え、中国からの旅客需要が2023年度は年度後半の今年に入ってから回復が本格化したが、今年度は通年化すると見込まれる」と見通しを述べた。
—記事の概要—
・24年3月期
・25年3月期予想
24年3月期
売上高は