三菱重工業(7011)が5月8日に発表した2024年3月期通期連結決算(IFRS)は、純利益が前期(23年3月期)比70.2%増の2220億2300万円だった。期末配当を1株80円から120円に増配し、中間配当と合わせ年間200円(前期比70円増配)を予定する。現在進行中の2025年3月期通期業績見通しは、2300億円(24年3月期比3.6%増)の最終利益を見込む。
—記事の概要—
・24年3月期
・25年3月期予想
24年3月期
通期の売上高にあたる「売上収益」は10.8%増の4兆6571億4700万円、本業のもうけを示す「事業利益」は46.1%増の2825億4100万円で増収増益。受注高は48.5%増の6兆6840億円で、受注高と売上収益、純利益が過去最高となった。
24年3月期決算を発表する三菱重工の泉澤社長=24年5月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
セグメント別のうち、航空・防衛・宇宙セグメントの事業利益は