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F-35A、ポーランド向け初号機が最終組立へ

 ロッキード・マーチンは、製造中のポーランド空軍向けステルス戦闘機F-35A「ライトニングII」の初号機AZ-01が、まもなく最終組立に入ると発表した。

天井クレーンでつり上げられたポーランド空軍向けF-35A初号機(ロッキード・マーチン提供)

 ポーランド向けF-35Aの初号機は、米テキサス州フォートワースの組立工場で4月初めに前後の胴体を主翼と中央胴体のアセンブリに結合する工程から天井クレーンでつり上げられ、降着装置と結合された。現地時間4月29日の発表によると、車輪に自重をかけて自立できる状態になったという。

 今後は制御系の実装やシステム、エンジンを取り付ける最終組立に入る。ポーランドは32機のF-35Aを導入する計画で、今年後半に初納入される見通し。当初はポーランドのパイロットが訓練を受ける米アーカンソー州エビング空軍基地を拠点にする。

天井クレーンでつり上げられたポーランド空軍向けF-35A初号機(ロッキード・マーチン提供)



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F-35 [4]
Lockheed Martin [5]

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