- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ボーイング、カルフーンCEOが今年末辞任へ 1月の737MAX事故“分水嶺”に

 ボーイングは現地時間3月25日、デビッド・カルフーン社長兼CEO(最高経営責任者)が今年末に辞任すると発表した。ボーイングは、アラスカ航空(ASA/AS)が運航する737 MAX 9(737-9、登録記号N704AL)で、離陸直後にドアプラグが脱落する事故が今年1月に米ポートランドで起きるなど、安全性への信頼が揺らいでいる。

24年末で退任するボーイングのカルフーン社長兼CEO=23年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同日付で従業員への声明を発表し、カルフーンCEOはアラスカ航空機の事故がボーイングにとって分水嶺になる出来事とした上で「謙虚さと完全な透明性をもって対応し続けなければならない。安全性と品質への徹底したコミットメントを、社内のあらゆるレベルに浸透させる必要がある」と述べた。

 カルフーンCEOは