IATA（国際航空運送協会）の2023年12月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK（有効座席キロ）が前年同月比24.1％増（19年同月比2.5％減）、有償旅客の輸送距離を示すRPK（有償旅客キロ）が25.3％増（2.5％減）となった。ロードファクター（座席利用率、L/F）は0.8ポイント上昇（19年同月並み）の82.1％だった。コロナ前をやや下回ったものの、ほぼ同水準まで回復が続いている。
23年12月の世界旅客輸送実績（前年比、IATAの資料からAviation Wire作成）
―記事の概要―
・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
コロナ前とほぼ同水準の回復が続く23年12月の航空需要（資料写真）＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は