日本航空(JAL/JL、9201)が2月2日に発表した2023年4-12月期(24年3月期第3四半期)連結決算(IFRS)は、純利益が前年同期比5.3倍の858億7200万円だった。売上高にあたる「売上収益」、本業のもうけを示す「EBIT(財務・法人所得税前利益)」、純利益がすべてコロナ前2019年度を上回る増収増益となった。1月2日の羽田空港衝突事故で国内線用大型機エアバスA350-900型機が1機(登録記号JA13XJ)全損となり、約150億円の損害が生じるものの、前回2023年10月に上方修正した通期予想と配当予想は据え置いた。
—記事の概要—
・23年4-12月期
・24年3月期予想
*ANAHDの4-12月期はこちら [1]。
4-12月期の売上収益は前年同期比24.2%増の1兆2493億6500万円、EBITは3.7倍の1兆289億7900万円と増収増益。売上収益は2012年9月の再上場では過去最高を記録した。JALは2021年3月期からIFRSを適用している。
売上収益のうち、国際旅客収入が