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空自、入間航空祭中止 災害派遣を最優先

 航空自衛隊入間基地は1月9日、今月20日に予定していた入間航空祭を中止すると発表した。1日に起きた令和6年能登半島地震に対する災害派遣活動を最優先するため。

前回の入間航空祭で展示飛行するC-2=22年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 入間基地によると、所属する中部航空警戒管制団の一員である輪島分屯基地(石川県輪島市)も、被災しながら災害対応にあたっているといい、空自全体で任務を遂行していくとしている。

 今年の入間航空祭では、空自のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が展示飛行を披露する予定だった。同基地司令で中部航空警戒管制団司令も務める佐藤網夫空将補は「ブルーインパルスの飛来を楽しみにしていた方も多いと思いますが、こうした事情につきご理解いただければと思います」とコメントした。

 前回2022年は2019年以来3年ぶりに入間航空祭が開かれ、約2万7000人が訪れた。ブルーインパルスの参加はなかったが、国産輸送機のC-2とC-1など13機が展示飛行を披露し、戦闘機のF-15JやF-2Aなど16機が展示された。

関連リンク
航空自衛隊 [1]
入間基地 [2]
航空自衛隊入間基地(Official) [3](X)
輪島分屯基地 [4]

写真特集・入間航空祭2022
(1)平均51歳ベテランパイロットが魅せる「シルバーインパルス」 [5]
(2)新旧国産輸送機C-1・C-2が競演 [6]

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