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JAL、737に空気抵抗低減の特殊加工 胴体下部に拡大、CO2削減へ実証実験

 日本航空(JAL/JL、9201)は11月10日、機体に空気抵抗を低減する特殊加工を施し、燃費改善効果を計る飛行実証実験を開始すると発表した。ボーイング737-800型機の国内線仕様機(登録記号JA331J)で2022年7月から進めているサメ肌の構造を模した特殊加工「リブレット」の面積を拡大して展開するもので、燃費改善のほか耐久性や美観性も検証する。2024年度以降に国際線機材へも展開することで、CO2(二酸化炭素)排出量のさらなる削減を目指す。

機体下部にリブレット施工したJALの737-800(同社提供)

 今回の実証実験では、737の外板塗膜上に直接施した「リブレットフィルム」の面積を拡大。当初は約60平方センチだったが、胴体下部の