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空港の旅客・ランプ係員、採用数の半数離職 国交省調査、受託料引上が課題

 国土交通省航空局(JCAB)は、空港で航空機運航のグランドハンドリング(地上支援業務)に従事するスタッフの採用状況や離職率の調査結果を公表した。対象期間の4-8月は採用数3617人に対し、離職者数は約半数にあたる1760人だった。カウンター業務などグランドスタッフ(地上旅客係員)による「旅客ハンドリング」と、航空機誘導など「ランプハンドリング」の2職種が対象で、各社の採用活動で従事者数は増えているが多忙などを理由に退職する人が一定数おり、待遇改善につなげるため航空会社からの受託料引き上げなどが課題になるとしている。

旅客とランプのハンドリングに従事するスタッフは回復傾向も離職抑制が課題=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 調査結果は、10月5日に開かれた