日本政府観光局（JNTO）の訪日外客数推計値によると、2023年8月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行前となる2019年同月比14.4％減の215万6900人で、コロナ以降初めて8割超えまで回復した。200万人超えは3カ月連続。出国した日本人は43.1％減の120万1200人で、2020年2月以来3年6カ月ぶりに100万人を突破した。
—記事の概要—
・8月の動向
・方面別実績
8月の動向
コロナ以降初めて8割超えまで回復した23年8月の訪日客（資料写真）＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、4月分から北欧地域が加わった。月間の訪日客数は半数以上の市場でコロナ前を上回る回復となり、例年割れの市場もコロナ前の8-9割まで戻した市場が目立っている。
23市場のうち2019年同月を上回ったのは13カ国・地域で、