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スカイマーク、A330とA380導入に注力 運賃高止まり路線参入

 スカイマーク(SKY、9204)の有森正和常務は11月8日、2013年9月中間決算(4-9月期)の説明会で、14年に就航させるエアバスA330-300型機(271席)とA380導入に当面集中する方針を明らかにした。また、路線展開は羽田発着の幹線に注力しつつ、競合がなく平均単価が高止まりしている地方路線に参入していく。

A330とA380

スカイマークがA330に導入する「グリーンシート」(同社提供)

 SKYは14年3月以降、A330を羽田-福岡線などの幹線に順次導入。初号機(登録番号JA330A)は1月に受領予定で、15年8月ごろまでに計10機投入する。座席を上級クラス「グリーンシート」のみとしならがも、普通運賃は現在の額を据え置き、割引運賃の割引率で差を付ける計画だ。A330導入により、幹線の提供座席数は53.1%増となる。

 17年までに6機導入するA380は、14年8月に初号機を受領する予定で、初の国際線定期便となる成田-ニューヨーク線を同年12月以降に開設する見通し。14年度のA380関連の設備投資は、2機導入により400億円程度を見込んでいる。これに3号機以降の前払い金などが加わる。

 A380導入では、ECA(輸出信用機関)によるファイナンスリースや、機材を一度売却後ただちにリース物件と