- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ANA、イーブイジェット就航延期 ピカチュウプロジェクト第2弾

 全日本空輸(ANA/NH)は8月31日朝、この日から国際線に投入予定だった特別塗装機「イーブイジェットNH」(ボーイング777-300ER型機、登録記号JA784A)の就航を延期したと発表した。機材不具合によるもので、初便を予定していた羽田午前9時55分発のロンドン行きNH211便は、別の機材で運航する。ANAによると、就航日は現時点で未定だという。

*1日遅れで9/1就航。記事はこちら [1]

ANAのイーブイジェットNHお披露目の場となった羽田空港の格納庫でダンスを披露するイーブイ=23年8月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 イーブイジェットNHは、ポケモン(東京・六本木)が展開する「そらとぶピカチュウプロジェクト」のANAグループ参画第2弾となる機体。さまざまな姿に進化できる可能性を秘めているイーブイをはじめ、シャワーズ、サンダース、ブースターなどの進化形のポケモンがピカチュウと一緒に未来に向かって前進していく姿を描いた。

 デザインは左右で異なり、左側は前からイーブイ、サンダース、ブースター、シャワーズ、エーフィ、ブラッキーを、右はピカチュウ、イーブイ、ニンフィア、リーフィア、グレイシアが描かれている。

 777-300ERの新仕様機で、座席数は4クラス212席。ファーストとビジネスはドア付きの個室タイプで、機内の個人用モニターとしては世界初となる4K対応モニターを採用。座席数の内訳はファーストクラス「THE Suite」が8席、ビジネスクラス「THE Room」が64席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミーが116席で、全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。

 ANAグループは、そらとぶピカチュウプロジェクトの参画5社目。同プロジェクトではスカイマーク(SKY/BC、9204)が2機が運航中のほか、シンガポール航空(SIA/SQ)系LCCのスクート(TGW/TR)が2022年9月から、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が10月から、韓国のLCCティーウェイ航空(TWB/TW)が12月から、それぞれ1機ずつ定期便で運航している。海外3社のピカチュウジェットは、日本路線にも投入している。

羽田空港でお披露目された8月31日に就航するANAのイーブイジェットNH=23年8月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港でお披露目された8月31日に就航するANAのイーブイジェットNH=23年8月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港でお披露目された8月31日に就航するANAのイーブイジェットNH=23年8月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港でお披露目された8月31日に就航するANAのイーブイジェットNH=23年8月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
そらとぶピカチュウプロジェクト [2](ANA)
全日本空輸 [3]

9/1に就航
ANA、ポケモン「イーブイジェット」1日遅れで就航 個室ビジネスの777-300ER [1](23年9月1日)

羽田でお披露目
ANA、ポケモン「イーブイジェット」披露 8/31から国際線、777-300ERで5年間 [4](23年8月30日)

イーブイジェットNH
ANA、ポケモン2機目「イーブイジェット」8/31就航 777-300ERで5年間 [5](23年6月25日)

写真特集・7年ぶりANAポケモン特別塗装機
前編 左右でデザイン異なるピカチュウジェット [6]
後編 アジアやホノルルへ飛ぶピカチュウジェット [7]

ピカチュウジェットNH
ANA、ピカチュウジェットお披露目 CAは専用エプロン [8](23年6月3日)
ANA、ピカチュウジェット就航 7年ぶりポケモン描く [9](23年6月4日)

搭乗記・ANA新ビジネスクラスTHE Room
前編 幅広シートでリビングのような個室空間 [10]
後編 iPhoneがリモコンになる4Kモニター [11]

ANAのポケモンジェット
ANAのポケモン「ピースジェット」、4年9カ月運航 通常塗装に [12](16年4月15日)
ANAのピカチュウジャンボ、ラストは虹が彩る [13](13年9月30日)
全日空、お花ジャンボのラストフライト [14](12年11月30日)