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お盆はハワイ・アジア好調、国際線2倍 国内線は台風影響もコロナ前9割超

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など航空11社は8月21日、お盆期間の利用実績を発表した。対象期間は10日から20日までの11日間。国際線は日本や各国で水際対策の撤廃に伴い、フルサービス航空会社(FSC)とLCC(低コスト航空会社)でいずれも増加し、特にANAとJALの大手2社はハワイ方面のほか、アジア路線が好調だった。国内線は台風が影響したものの、大手2社の旅客数はコロナ前の9割以上まで回復した。

航空各社が発表したお盆の実績(各社の発表資料からAviation Wire作成)

 11社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年同期比2.05倍の57万4651人、国内線は15.2%増の384万9655人。提供座席数は国際線が77.3%増の67万2629席で、国内線は1.5%減の445万4689席となった。11社平均のロードファクター(座席利用率、L/F)は国際線が11.9ポイント上昇し85.4%、国内線は12.5ポイント上昇し86.4%だった。

ANA

ハワイ・アジア方面で好調だった各社のお盆実績=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの旅客数は、国際線が前年同期比