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MD-90で“極薄主翼”実証機X-66A NASA・ボーイング、次世代機研究へ近く改造

 ボーイングは現地時間8月17日、NASA(米国航空宇宙局)が進める持続可能な実証機プログラム「サステナブル・フライト・デモンストレーター(SFD、Sustainable Flight Demonstrator)」について、実証機「X-66A」の改造母機となる旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-90型機(登録記号N931TB)のフェリーフライトを実施したと発表した。SFDプロジェクトは次世代の単通路小型機開発につなげるもので、2028年に地上試験と飛行試験を計画し、2030年代の実用化を目指す。

米ビクタービルからパームデールへ向かうTTBWの実証機「X-66A」の改造母機となるMD-90=23年8月15日 PHOTO: Carla Thomas/NASA

 新たに開発するX-66Aは、極薄で長い主翼を胴体から斜めに伸びる支柱で支える「遷音速トラス支持翼(TTBW、Transonic Truss-Braced Wing)」を採用。この設計により