IATA(国際航空運送協会)の2023年5月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)が前年同月比35.0%増(19年同月比3.9%減)、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)が39.1%増(3.9%減)となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は2.4ポイント上昇(19年同月並み)の81.8%だった。国内・国際線のRPKは2019年同月の水準を9割以上回復。国際線のRPKは北米と中東でコロナ前を上回り、「完全に回復」(IATA)した。
23年5月の世界旅客輸送実績(前年比、IATAの資料からAviation Wire作成)
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・国内・国際線合計
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国内・国際線合計
RPKがコロナ前を上回り「完全回復」となった5月の北米国際線(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は