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NASA・ボーイング次世代小型機、2028年飛行試験 極薄主翼で燃費3割減

 ボーイングは現地時間7月25日、NASA(米国航空宇宙局)が進める持続可能な実証機プログラム「サステナブル・フライト・デモンストレーター」(SFD、Sustainable Flight Demonstrator)について、米国の航空会社5社がプロジェクトを支援すると発表した。航空各社は運航効率などの意見を提供する。また、研究機「X-66A」の機体デザインも公表した。同プロジェクトは次世代の単通路小型機開発につなげるもので、2028年から飛行試験を計画し、2030年代の実用化を目指す。

NASAとボーイングが開発を進めるTTBWの研究機「X-66A」(イメージ、ボーイング提供)

 SFDプログラムで新たに開発するX-66Aは、極薄で長い主翼を胴体から斜めに伸びる支柱で支える「遷音速トラス支持翼」(TTBW、Transonic Truss-Braced Wing)を採用。この設計により