IATA（国際航空運送協会）の2023年4月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK（有効座席キロ）が前年同月比39.7％増（19年同月比7.5％減）、有償旅客の輸送距離を示すRPK（有償旅客キロ）が45.8％増（9.5％減）となった。ロードファクター（座席利用率、L/F）は3.4ポイント上昇（1.8ポイント低下）の81.3％だった。国内線のRPKは2019年同月の水準を2.9％上回り、コロナ後初の「完全回復」（IATA）となった。
23年4月の世界旅客輸送実績（前年比、IATAの資料からAviation Wire作成）
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・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
RPKがコロナ前を初めて上回り「完全回復」となった4月の国内線（資料写真）＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は