日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2023年5月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前となる2019年同月比31.5%減の189万8900人で、花見シーズン終了後の閑散期となったものの、コロナ前の7割近くまで戻ってきた。出国した日本人は53.0%減の67万5700人で、コロナ前の半数近くまで回復したものの、訪日客との回復率に差がみられる。
—記事の概要—
・5月の動向
・方面別実績
5月の動向
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、4月分から北欧地域が加わった。月間の訪日客数は半数以上の市場で例年割れが続いているが、コロナ前の7-9割まで回復した市場が目立っている。
23市場のうち2019年同月を上回ったのは8カ国・地域で、