日本政府観光局（JNTO）の訪日外客数推計値によると、2023年4月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行前となる2019年同月比33.4％減の194万9100人で、個人旅行が解禁となった昨年10月以降の最多記録を2カ月連続で更新した。花見シーズンを迎えたことなどにより訪日需要が高まり、コロナ前の6割以上まで戻ってきた。出国した日本人は66.4％減の56万200人で、回復が進んでいる。
—記事の概要—
・4月の動向
・方面別実績
4月の動向
コロナ前の6割超まで回復した23年4月の訪日客（資料写真）＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、4月分から北欧地域が加わった。月間の訪日客数は各市場とも例年割れが続いているが、コロナ前の7-9割まで回復した市場が目立っている。
23市場のうち2019年同月を上回ったのは5カ国・地域で、