日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2023年3月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前となる2019年同月比34.2%減の181万7500人で、個人旅行が解禁となった昨年10月以降の最多記録を更新した。花見シーズンを迎えたことやクルーズ船の再開により、訪日需要が高まった。出国した日本人は64.0%減の69万4300人で、回復が進んでいる。
—記事の概要—
・3月の動向
・方面別実績
3月の動向
JNTOが重点市場としているのは22カ国・地域。月間の訪日客数は各市場とも例年割れが続いているが、コロナ前の7-9割まで回復した市場が目立った。
22市場のうち2019年同月を上回ったのは6カ国・地域で、