羽田空港の格納庫などの施設運営を手掛ける空港施設(8864)は4月3日、監督官庁である国土交通省OBの山口勝弘副社長(63)が同日付で辞任したと発表した。理由は「一身上の都合」としているが、国交省の元事務次官で東京メトロ(東京地下鉄)会長の本田勝氏が2022年12月に、同社の乘田俊明社長らに対して山口氏を社長に昇格させるよう、「国交省の意向」として要求したと受け取られる動きがあった。
—記事の概要—
・取締役時に副社長ポスト要求
・国から使用許可
取締役時に副社長ポスト要求
山口氏は1983年に東京大学法学部を卒業し、運輸省(現国交省)に同年入省。2012年8月に新関西国際空港会社の