- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

1月の定時到着率、日系の首位奪取ならず トップはイベリア航空=英Cirium調査

 英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2023年1月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門はスペインのイベリア航空(IBE/IB)がトップとなり、日本勢は3カ月ぶりの首位奪取とはならなかった。一方で「LCC部門」は上位2社を日本勢が占め、好調が続いている。

1月の定時到着率で首位を獲得したイベリア航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 航空会社別のデータでは、便数や提供座席など運航規模の大きな会社を示す「グローバル」のほか「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義する。

 このほか単一機材で運航している航空会社など、LCC(低コスト航空会社)各社を中心として「LCC」に分類。LCCの区分は、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)のカテゴリーに準拠した。

 また、これまでグループ航空会社のうち、中核となる社が運航するものを「メインライン」、中核社のほかグループ航空会社の運航便を含めたものを「ネットワーク」と分類していたが、1月分からは分類を廃止し一本化した。

—記事の概要—
グローバル
アジア太平洋
北米
欧州
中南米
中東・アフリカ
LCC

グローバル

 全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、イベリア航空が1位を獲得。定時到着率は86.80%、運航便数は