2月5日から11日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、本紙スクープの三菱重工業（7011）の国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット（旧MRJ）」開発中止決定の記事でした。
開発中止が決定した三菱スペースジェットの飛行試験3号機＝19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
第1位 【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす [1]
スペースジェットは2020年10月30日に開発が事実上凍結され、パリやファンボロー航空ショーを巡り飛行展示を披露した試験3号機（登録記号JA23MJ）も昨年解体済み。開発中止がいつ正式に発表になるかがこのところの焦点でした。Aviation Wireでは2月6日午後4時3分に掲載し、Yahoo!ニュースや日経テレコンなど契約先各社へ配信しました。
本紙は2012年2月の創刊以来、幾度となく航空関連のスクープを放っておりますが、今回はその影響が特に大きかったと感じています。スペースジェット関連で振り返ると、MRJ時代の2017年4月9日に、パリ航空ショーにローンチカスタマーである全日本空輸（ANA/NH）の塗装で出展することをスクープしたのが大きかったです。
ちなみに三菱重工の「開発を中止した事実はない」というコメントを入れていますが、これは記事掲載を事前通告した際、先方の見解を載せたものです。本紙では掲載妨害等を防ぐため、あえて事前通告なくスクープを掲載・配信することもありますが、本件は影響が甚大と考えて事前通告しました。